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太陽光発電の費用対効果と設置方法は? ~一般家庭のメリット・デメリット~




太陽光発電の費用対効果と設置方法は? ~一般家庭のメリット・デメリット~

1.太陽光発電とは?
2.太陽光発電の歴史を知っておこう!
3.太陽光発電『一般家庭の場合』
4.太陽光発電のメリットとデメリット
5.太陽光発電を取り入れる費用
6.太陽光発電の費用対効果
7.もっとお得に太陽光発電を導入する方法
8.太陽光発電が向かない地域もある?
9.まとめ

家計を見直す上で一番重要になってくるのが固定費です!

家賃やローンの見直し、生命保険や自動車保険などの見直しなどなど・・。

最近では電力自由化に伴い、光熱費の見直しに着手する家庭も増えてきました。その中の一つとして太陽光発電も注目されています。

一般家庭でも、屋根の上にソーラーパネルを設置している家を見たことはないでしょうか?

自家発電によって電力を備蓄して家庭内で利用する仕組みですね!

この太陽光発電についての設置費用、メリットとデメリットなど。詳しくご紹介します!

1.太陽光発電とは?

太陽光発電とは、太陽の光を太陽電池を用いて電力に変換する発電方式のことです。「ソーラー発電」とも呼ばれています。

太陽は使い続けるとなくなるものではなく、常に地球の上に存在するものなので、ほぼ無限に活用することができるエネルギーです。

太陽電池とは。一般的に電力を蓄えている電池という意味合いよりも、太陽の光をエネルギーに変換する発電機の役割として位置づけられます。

地上に降り注がれた太陽が太陽電池に当たることで、「光起電力効果」と呼ばれる現象が起こります。少し難しい話になりますが、光が照射されると電池内の半導体の電子が動き電気が生まれるのです。

太陽電池にはシリコン型や化合物型など様々な種類があり、それぞれ発電の効率が違います。主流になっているのはシリコン型で生産量の約8割を占めています。




2.太陽光発電の歴史を知っておこう!

物質に光を当てると電気が発生する光起電力効果は、1839年に発見されました。

それから約100年後、この光起電力効果を利用して太陽の光で電力を得る太陽電池がアメリカで発明されたのです。

この歴史的な発明から50年以上たった今、枯渇する心配がない太陽光を使ったエネルギー開発が次世代再生エネルギーとして活用されています。

また太陽光は自然で発生するエネルギーなので、環境に与える悪い影響が極めて低いという長所もあります。CO2排出の問題も同時に緩和されるでしょう。

現在この太陽光発電システムの技術レベルや生産量は、日本が世界で1位の地位を占めています。日本国内で高い技術力を誇るメーカーが多数存在している所以です。

3.太陽光発電『一般家庭の場合』

一昔前までは太陽光発電は大型の専用施設において発電させ、備蓄したものを周辺施設に供給するというスタイルを取られていました。

一般家庭において太陽光発電を取り入れるようになったのはここ何十年かの間の話です。

一般家庭における太陽光発電は、ソーラーパネルを設置することで可能になります。ソーラーパネルは太陽電池をたくさんつなげたものになります。

それでは、一枚のソーラーパネルでどのくらいの発電ができるのでしょうか?

一つの例ですが縦100m× 横200mのソーラーパネルがあった場合、晴れていれば約1000kWの電力を生み出すことができます。




4.太陽光発電のメリットとデメリット

まず、太陽光発電のデメリットから先に知っておきましょう!

なんと言っても太陽光発電は、太陽の光が当たっている時だけ生み出すことができるエネルギーです。日照不足の日が続いたり、夜間には発電することができないため、毎日一定量を供給するという面では意にそぐわないところがあります。

ただこちらに関しては、一般の電力と併用して使っている家がほとんどなので、電力不足により家中の電気が使えなくなってしまうということはありません。

また太陽光発電で得た電力を備蓄することもできるので、供給の安定性を心配することはないでしょう。

自家発電している分の電気代を節約することもできまし、火力発電などのようにエンジンなどの可動部分がないため故障が発生しにくいというメリットもあります。

排気ガスや燃えカスも出ないので地球環境のためにも優れたエネルギーです。

5.太陽光発電を取り入れる費用

太陽光発電は新築を建てる時から取り入れることもできれば、今まで住んでいた家にソーラーパネルを取り付けることも可能です。

設置費用は提供する会社によって様々ですが、平均して1kwあたり50万円前が相場となっています。

一般家庭では3.5kw前後の発電能力があるソーラーパネルを設置することが多く、この場合約175万円の初期費用がかかります。

太陽光発電を自宅に取り入れる場合、もう一つ忘れてはならないのが国からの補助金です。次世代再生エネルギーとして着目されている太陽光発電は、国や自治体から補助金が交付されることがあります。

また太陽光発電で発電し余った電気を、電力会社が買い取ってくれる制度もあるので、これらの費用を考慮した上で計画を進めると良いでしょう。




6.太陽光発電の費用対効果

実際に太陽光発電を初期費用をかけて導入した場合、どれだけの費用対効果を見込めるのでしょうか?

一説によると、太陽光発電の回収率つまり元を取れるのにかかる年数は10年と言われています。これはどのような計算から割り出されているのでしょうか?

例えば晴れている日であれば1日約40 kw程度の発電を見込めます。曇りの日でその半分ぐらい、雨の日が続くと発電することはありません。これらで余った電力を電力会社に買い取ってもらい月に得る収入は3万前後と言われています。

この売電できるだけのエネルギーを備蓄できる能力は、設置するソーラーパネルの規模によっても差が生じます。大体初期費用に比例して備蓄できるエネルギーに差が出ます。

また忘れてはならないのは初期費用だけではなく維持費用です。太陽光パネルのメンテナンスは10年に1度必要とされています。

不慮の外的要因による損傷や消耗により、数十万円のメンテナンス費用がかかる場合も想定しておかなくてはなりません。

7.もっとお得に太陽光発電を導入する方法

まずはソーラーパネル設置の初期費用をできるだけ抑えることが大切です。

中には新築とセットで決められたソーラーシステムを導入しなくてはいけない場合もありますが、この際もできるだけ他社にも見積もりを出しておいてもらって、他社の見積もりを提示する方法も一つの手段です。

また2016年の電力自由化に伴い、太陽光発電を取り入れた後の月額光熱費ができるだけお得な契約先を選ぶということも重要です。

これには各家庭の生活スタイルにも大きく関わってくるでしょう。日中に家にいることが多いのか?それとも夜に電力を使うことが多いのか?によっても組み合わせるプランは変わっていくでしょう。




8.太陽光発電が向かない地域もある?

太陽光発電を取り入れるかどうかの検討材料として、もう一つ欠かせないのは日照時間です。日照時間が短い地域では当然備蓄できる電力にも差が出てきます。

また周辺の建物環境も大きく左右するでしょう。周りが高いビルに囲まれている、もしくはこれから開発される余地がある地域に家を建てる場合は、一年通して日照不足が避けられません。

北海道や東北地方など雪が多く降る地域では、日照時間が短いのはもちろん、雪の影響でソーラーパネルが隠れてしまったり、雪の重さに耐えきれない場合もあります。

現在では豪雪地帯でもそうではない地域と同じように活用できるソーラーシステムの開発が進められていますが、費用対効果に十分関係してくることなので、雪国の人は対策を練った方が良いでしょう。

9.まとめ

太陽光発電の仕組みや費用対効果について検証してみました。

あくまでも平均値から見たデータなので一概には言えませんが、平均的な日照を見込める地域であれば初期費用をなるべく抑えることも可能です。

電力会社への売電などを積極的に行えば、設置から10年経過したあたりで費用対効果を見込めると思われます。

これからますます太陽光発電に対する取り組みが増えていけば、より手の届きやすい存在になるかもしれません。