【完全版】PiTaPaベーシックカードの操作方法を徹底解説!
1.PiTaPaベーシックカードとは?
2.PiTaPaベーシックへの加入条件
3.PiTaPaベーシック家族会員の注意点
4.PiTaPaベーシック入会に必要なお金
5.PiTaPaベーシックの支払い方法
6.PiTaPaベーシックの利用可能額
7.PiTaPaベーシックを紛失した場合
8.PiTaPaベーシックのチャージ方法
9.まとめ
関東ではSuica・PASMOが有名な交通系ICカードですね!
関西で有名なICカードの一つと言えば「PiTaPa」です。現在では、ICOCAと並ぶほどの普及率となっているのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
支払い方法としては、従来のように必要な額をチャージして使う方法、利用した分を後払いする「ポストペイサービス」があります。
様々な利用方法があるPiTaPaの中でも、「ベーシックカード」について詳しく説明します!
1.PiTaPaベーシックカードとは?
PiTaPaには色々な種類がありますが「ベーシックカード」は、交通機関での利用とショッピング利用など、「PiTaPa機能」のみを備えたカードのことです。
基本的にPiTaPaカードは、登録した本人以外が使用をすることができません。
ただし会員の家族には家族カードを作ることができるので、利用代金は本会員の金融口座からまとめて引き落とすことができます。
2.PiTaPaベーシックへの加入条件
PiTaPaベーシックの本会員は、高校生を除く満18歳以上の人が加入することができます。未成年の場合は親権者の同意が必要になります。
それでは、定期券などの利用で学生は持つことができないのでしょうか?
この場合、申し込むことができるのが「家族会員カード」です。本会員と生計を共にする配偶者や、小学生以上の子供、または両親は家族会員としてPiTaPaベーシックカードを持つことができます。
家族会員のカードを持つ人が満18歳未満の場合は、中学生と高校生が「ジュニア」、小学生は「キッズ」という区分になります。
3.PiTaPaベーシック家族会員の注意点
ジュニアとキッズの「PiTaPaベーシック」は、交通利用のみで利用可能です。PiTaPaショッピングの利用はできないので注意してください。
これから小学校に入学する予定の子供にキッズ会員のカードを持たせたい時は、小学校に入学する年の3月1日以降から申し込むことができます。
キッズカードからジュニアカードに移行するタイミングと、ジュニアカードから一般家族カードに移行するタイミングは、それぞれ卒業年や満18歳になる年の2月1日以降届くものから切り替わります。
なおキッズカードやジュニアカードに切り替わった時点で、まだ小学校や中学校に入学前であっても新しいカード区分での運賃が適用されることも覚えておいてください。
家族会員の申し込みは、本会員の申し込みを行った時には1名のみ同時に申し込むことができます。
それ以降家族会員を増やしたい場合は、PiTaPaコールセンターから入会申込書を取り寄せ、郵送での申し込み手続きになります。
4.PiTaPaベーシック入会に必要なお金
PiTaPaベーシックカードは、入会金や年会費は一切無料です。
ただし一年間に一度も交通機関やショッピングでの利用がなかった場合は、会員1名につきPiTaPa維持管理料として1000円(税抜き)が必要になります。
年会費はかからないですが、PiTaPaベーシックカードの場合月々の利用代金が「PiTaPaご利用代金通知書」に記載され、登録した住所に送られてきます。この発送料金にかかるお金が一回につき100円(税抜き)になります。
ただし、PiTaPa会員専用のインターネットサービス「PiTaPa倶楽部」に会員登録すると、この利用代金通知書の発送を解除することができます。
PiTaPa倶楽部上で利用代金の明細を見ることができるので、通知書が必要ではなくなり、送料も不要となります。
PiTaPa倶楽部の会員登録は無料で行うことができるので、紙の削減や毎月かかる100円を節約するためにも、モバイルサイトに登録することをお勧めします。
5.PiTaPaベーシックの支払い方法
PiTaPaカードに登録した際に、金融機関口座を指定します。
毎月1日から末日までの利用内容を集計し、10日に引き落としが行われます。万が一引き落とし日に残高が銀行口座になかった場合は、20日から末日の間で再度引き落とし日が設定されます。
なお詳しい利用明細は PiTaPa倶楽部に登録すると、いつでも閲覧することができます。使用した交通機関の区分や日付、ショッピングの内容を確認することができます。本会員であれば家族会員の分の明細も同時に確認することができて便利です。
また一部の駅では、利用明細を6枚まで印字できる券売機も設けられています。
支払い方法は一回払いのみで分割払いは行なっていません。またベーシックカードの場合は、クレジットカードでの支払いを行うこともできません。
6.PiTaPaベーシックの利用可能額
PiTaPaベーシックには、利用限度上限額が設定されています。
交通機関を利用する場合、一か月の利用上限は15万円です。一か月は1日から末日までで区切られて計算され、各種割引適用前の普通料金の合計金額で計算されます。
PiTaPaショッピングを利用する場合は、1日の上限額がカード1枚ごとに3万円、一か月の上限は5万円までと定められています。
IC定期券搭載可能カードを使用している場合は、別途1ヶ月あたり20万円が上限額となります。
また利用額の範囲内でも、利用した月から支払い月までの3ヶ月間の各月1~10日(計30日間)の利用額合計の上限が、30万円までというくくりも設定されています。
細かいようですが、厳しい上限額が設定されていることで、万が一紛失してしばらく気がつかなかった時や、家族がたくさん利用してしまうことを防いでくれるので、安心な仕組みとも言えます。
7.PiTaPaベーシックを紛失した場合
万が一カードを紛失したり盗難されてしまった場合は、速やかに 「PiTaPaコールセンター紛失・盗難デスク」に連絡をしましょう。
24時間年中無休で受け付けています。(0570-014-999)
連絡を入れた時点で悪用されないように、カードの利用をストップしてくれます。万が一その後見つかった場合も復活して利用することはできません。カード再発行の手続きが必要になります。
カードの再発行は有料です。破損をして使用できなくなった場合も有料での再発行手続きが必要になります。
再発行した場合のチャージ残高は新しいカードには引き継がれませんが、後日指定口座に返金されますので安心してください。なお、再発行手続きには2週間以上日数がかかることがあります。
8.PiTaPaベーシックのチャージ方法
PiTaPaカードには2種類の使用方法があります。
新しくポストペイといって、利用した分だけの金額が後日まとめて指定口座から引き落とされる後払い方式が取れるようになりました。
しかし、一部の機関ではポストペイが適用されないところもあり、今まで通りカードにチャージしておく方法も必要になります。
カードへのチャージ方法は、駅の券売機で1000円単位で入金する方法と、オートチャージといって、一定の金額までカード内の残高が減った時点で自動的に一定額が指定口座から引き落とされる方法とを選択することができます。
オートチャージの方がいざという時に慌てずに済むでしょう。オートチャージされる一定の額は、本会員カードとキッズ・ジュニアとそれぞれ異なります。
9.まとめ
PiTaPaベーシックの基本知識についてお伝えしました。
カード内にチャージされているお金で、加盟店でお買い物を楽しむこともできるカードです。利用明細をモバイル上で確認することもでき、主要交通機関以外でも全国で提携している交通機関も増えてきています。
ポストペイサービスも導入され、今後益々使い勝手が良くなっていくPiTaPaカード。是非一枚持っておいてみてはいかがでしょうか?