ICOCAはApple Payに対応できる?設定と代用方法を教えます♪
1.そもそもApple Payとは?
2.Apple PayにICOCAを設定するには?
3.Suicaで代用しましょう!
4.SuicaをApple Payで利用する注意点
5.まとめ
「Apple Pay」とは、どんなサービスなのでしょうか?
「ICOCA」をApple Payで利用するにはどうしたらいいのでしょうか?
1.そもそもApple Payとは?
「Apple Pay」とは、「iPhone」「iPad」「Appleウォッチ」など、iOSが搭載されている端末で利用できるサービスです。
Apple Payが搭載されている端末があれば、交通系ICカードの代わりに利用して電車やバスに乗れたり、電子マネー機能などが利用できます。
Apple Payは非接触方式なので、かざす(タッチ)という使い方です。(バーコードを読み取ったり、QRコードを利用する決済方法ではありません。)
Apple Payを使いこなせれば、各種カードを持ち歩く必要が無くなる予感がしますよね♪
このサービスは普及率の高いiPhoneを中心に利用されています。
▼【Apple Payの支払い方法は?】
Apple Payを使う方法としては、特にアプリなどのダウンロードは必要なく、対応した機器に最初からApple Pay機能が付いています。
利用したい端末にクレジットカード情報を登録するだけで、すぐに利用開始可能です。簡単に利用できることが大きな特徴ですね♪
Apple Payで支払いをした分は、登録しているクレジットカードでの引き落としとなります。
登録できるクレジットカードは一応決められていますが、国内で発行されている9割ほどのカードが対象となっています。
何かのクレジットカードを所持していれば、かなりの確率で対応していると考えていいでしょう。
▼【クレジットカードのポイントが貯まります!】
Apple Payを利用した各種支払いはクレジットカード払いとなる為、そのカード特有のポイントが貯まります。
中にはポイントではなく、利用金額によって他の特典があるカードもありますが、もちろんその特典の対象として扱われます。
Apple Payで支払い可能な各種サービス料金の支払い、商品の購入は現金で支払うよりもお得です♪
▼【8枚までのカード情報を設定可能です!】
Apple Payには8枚まで、非接触式のICカード情報が設定できます。
つまり、Apple Payを使うことで最大8枚のICカードを持ち歩く必要が無くなるという訳ですね♪(これって、かなり便利じゃないでしょうか?)
ICカードはどれも厚さがあるので、8枚も財布に入れると結構な邪魔になります。
うまく利用すれば、それらのカードを全て持ち歩く必要が無くなるという点がApple Payの大きなメリットです。
2.Apple PayにICOCAを設定するには?
Apple Payを交通系ICカードの代わり使うためには、事前に簡単な設定が必要になります。
Apple Payにクレジットカード情報を登録していても、事前に準備を行わないとそれだけではICカードの代わりにはなりません。
使いたい交通系ICカードの登録、使いたいICカードの選択を忘れないようにしましょう!
▼【ICOCAはApple Payには対応していません…】
ICOCAはJR西日本が発行しているIC乗車券なので、同じく関西地方で利用されているPiTaPaと相互利用することができます。
さらに、現在では他の地域のほとんどのIC乗車券とも相互利用が可能です。
関東地方のPASMOやSuicaのように利用することが可能となっています。
ICOCAをApple Payに登録できれば、普段からICOCAを利用している人にはとっても便利になのですが・・。
残念ながら現時点でICOCAはApple Payには対応していません。
▼【今後の対応予定は?】
これはICOCAだけに限らず、実は全国で発行されているほぼ全てのIC乗車券がApple Payには対応しておらず、どれも今後の対応予定がありません。
交通系のICカードでは唯一、JR東日本の発行するSuicaだけが対応しています。(他にiD、QUICPay、au WALLETの登録が可能です。)
なぜ?Suica以外のIC乗車券はApple Payに対応しないのかと言うと、これは企業間の問題だと言われています。
JR東日本のSuicaがApple Payに設定できるのは、もちろんJR東日本とAppleの間でそのような契約が交わされているからです。
つまり、JR東日本という日本で最大の規模を誇る鉄道会社だからこそ、Appleとそのような契約が行えたということなのです。
他の鉄道会社やICカードの発行元の会社も決して規模が小さい会社という訳ではありませんが・・。
Appleという世界にその名を轟かす大会社から見ると、ビジネスパートナーには適さなかったのかも知れませんね・・。
3.Suicaで代用しましょう!
Apple Payを利用できるiPhoneなどのデバイス機器を持っているのに、ICOCAが設定できないのは関西人にとってはショックなんです。
しかし、Suicaカードをその代わりに使うという方法があります。(解決策になっていないと言えばそれまでですが・・。)
Suicaであれば問題なくApple Payに設定可能でICOCAと相互利用できますからね♪
Suicaは西日本エリアでも問題なく利用可能ですし、PiTaPaとの相互利用にも対応しています。
ICOCAの代わりにSuicaを利用しても、一般の乗車券として利用する分にはほとんど変わりはありません。(魂が関西ではなくなってしまう気がしますが・・。)
▼【オートチャージ機能が使えません!】
ただし、Suicaでは関西地方の改札の通過時にオートチャージ機能が働きません。この点には注意しましょう!(この点だけはICOCAが優れています♪)
▼【定期券としては利用できません!】
Suicaの場合、モバイルSuicaというアプリを使うことでスマホを定期券の代わりにしてしまうということもできます。
しかし、JR東日本の定期券、またはJR東日本の駅とPASMOの管轄内の駅との連絡定期券にのみが定期券利用に対応しています。
つまり、関西地方でSuicaを利用する場合、一般の乗車券(電子マネー機能)としてだけ使えるという訳です。
4.SuicaをApple Payで利用する場合の注意点
このように、関西地方で相互利用可能とは言っても、ICOCAより機能面が劣ることになってしまうSuicaですが・・。
さらにApple PayにSuicaを設定して利用する場合、元のSuicaカードは利用できなくなるという点に注意してください。
▼【ただし!即時デポジットが返却されます♪】
Apple PayにSuicaカードを設定すると、そのカードは利用できなくなります。
これは、Suicaのカード情報をApple Payにそのまま移すことになると考えると分かりやすいと思います。
データ移行した後のSuicaは抜け殻になってしまうという訳です。
データの以降をした後で、Apple Payから元のSuicaカードに情報を戻すことは出来ません。移した後のSuicaカードは廃棄してしまうしかありません。
この時、Suicaの購入時に支払ったデジポット(預かり金)の500円はどうなるのかと言えば・・。
Apple Payに設定したSuicaのチャージ残高にプラスされて返却される仕組みになっています。
Suicaのチャージ残高の上限は2万円です。もし500円を足すと2万円を越えてしまう場合、その間は一時的に設定することができない場合があります。
少しチャージ金額を減らしてから、再度データ移行設定をしてみましょう。
▼【Suicaカードの入手はどうしたらいいの?】
Apple PayにSuicaを設定して、ICOCAの代わりに利用するために、まず最初にSuicaカードを手に入れる必要があります。
こればかりはJR東日本の管轄内の各駅で直接購入するか、またはSuicaエリアに住んでいる友人に購入してもらって送ってもらうといった方法しかありません。
ネットオークション(ヤフオク)やフリマアプリ(メルカリ)で入手するという手もあります。
ただし、Suicaは電子マネーとしても利用できるという性質上、そのような出品自体が利用規約違反という場合も多くなっています。
余計なトラブルに巻き込まれてしまう可能性も否定できないので、この方法はあまりおすすめはできません・・。(さらに、定価1枚500円のSuicaが1,000円前後で取引されています。)
▼【Apple PayのSuicaにチャージする方法は?】
Apple Payに設定したSuicaへのチャージは、同じくApple Payに登録したクレジットカードを利用して行うことができます。
Suicaへのチャージは登録している同じ端末からのみ操作可能です。それ以外のチャージ方法はないので注意してください!
5.まとめ
現在ではApple PayはICOCAに対応しておらず、今度の対応予定も今のところありません。
どうしても関西地方でApple Payを利用してICOCAのように利用したい場合には、いくつか条件が付いてしまいますが・・。
Suicaカードを購入して代用しましょう!(実はこの利用方法をしている方って意外と多いんですよ♪)
参照元:Apple Pay(アップルペイ)とは?|三井住友カード
参照元:ICOCA:JRおでかけネット|公式サイト
参照元:Suica:JR東日本|公式サイト