SuicaとICOCA使うならどっちがお得?6つの違いを覚えよう!
1.SuicaとICOCAとは?
2.チャージ機能の違い
3.ポイントの違い
4.モバイル対応の違い
5.バス利用の違い
6.グリーン券の違い
7.チャージ額の違い
8.まとめ
交通機関を利用するほとんど人が持っている「交通系ICカード」。
全国で相互利用可能なので、一枚持っているだけで安心ですよね♪
関東で使われている「Suica」と、関西で使われている「ICOCA」。
交通系ICカードを代表する2つのカードの違いを確認しておきましょう!
1.SuicaとICOCAとは?
「Suica」と「ICOCA」、2枚の違いを確認してみましょう!
▼【「Suica」ってどんなサービス?】
Suicaは、JR東日本が発行している交通系ICカードです。
東京メトロが発行しているPASMOと相互利用が可能なので、一枚持っていれば関東エリアではほとんどの交通機関で使用できます。
電子マネーとしても利用可能で、クレジットカード一体型にすればポイントが貯まるのが早いというメリットがあります。
▼【「ICOCA」ってどんなサービス?】
ICOCAは、JR西日本が発行している交通系ICカードです。
こちらも市営地下鉄が発行しているPiTaPaとの相互利用が可能なので、一枚あればどちらでも使用できる様になっています。
そして、これらの交通系ICカードは全国相互利用が可能です。
現在、基本的には関東エリアに住んでいる人は「Suica」、関西エリアに住んでいる人は「ICOCA」を利用しているかと思います。
実はお互いのカードは相互利用ができるので、Suicaを持っていれば関西の交通機関でも使えますし、ICOCAを持っていれば関東の電車やパスに乗れます。
ただし、それぞれのカードではポイントの対象が違っています。
ポイント還元の理由から、関東に住んでいる人があえてICOCAを持ったり、関西に住んで柄いる人がSuicaをメインに使用するのはあまりおすすめできません。
自分が最もメインで利用している交通機関に合わせたカードを持つことが、お得に利用するポイントです。
2.チャージ機能の違いについて
SuicaもICOCAも、クレジットカード会社と提携したカードを発行しています。
残高が足りなくなった時はそれぞれのクレジットカードを利用して、チャージ残高を補充することができます。
◉Suicaの場合◉
Suicaには「オートチャージ」機能がついていて、改札を通過する時に自動的にクレジットカードからチャージが可能です。
◉ICOCAの場合◉
ICOCAの場合、クレジットカードと結びつけたカードは「SMART ICOCA」と呼びます。
ICOCAとSMART ICOCAは発券方法も違うので、混同しないように注意しましょう。
SMART ICOCAには「クイックチャージ」という機能があります。
このチャージ方法は、自動券売機に搭載されているクイックチャージ機能を使用してチャージを行うという、ICOCA独自のチャージ方法です。
クレジットカードを提示したり、現金で支払う必要がない分だけ便利ですが、定期的に残高をチェックしてチャージをする必要があります。
SuicaもICOCAも全国相互利用が可能なのですが、対象エリア外ではオートチャージ機能は使えません。
Suicaでオートチャージ機能を使っている人が関西エリアに入った場合、改札でのオートチャージはできず、自分で自動券売機で現金によるチャージをしなければならないのです。
これはICOCAの場合も同じで、SMART ICOCAを利用している人が関東エリアに入った場合、チャージ自体は券売機でできますが、クレジットカード対応ではなく、現金でチャージすることになります。
対象のエリア外に出かける時には、クレジットカードによるチャージを済ませておきましょう。
3.ポイントの違いについて
SuicaもICOCAも、電子マネーとして利用するとポイントが貯まるというメリットがあります。
ポイント制度の違いについても確認しておきましょう。
最近のことなので、ご存知ない方もいるかと思いますが。SuicaポイントはJRE POINTに進化しています!
◉Suicaの場合◉
Suicaは、加盟店で電子マネーとして決済をすると「JRE POINT」(旧Suicaポイント)が付与されます。
先に「JRE POINT」(旧Suicaポイントクラブ)の公式サイトで会員に入会する必要がありますが、会費や手数料は無料なので是非手続きをしておきましょう。
JRE POINTを貯めるのに、Suicaとクレジットカードを紐付ける必要はありません。
Suicaを電子マネーとして使うだけでJRE POINTを貯めることができます。
ただし、クレジットカードと結び付けると、ショッピング枠が広がるのでよりJRE POINTが貯まり易くなりますよ♪
◉ICOCAの場合◉
ICOCAを電子マネーとして使用する場合、ポイントを貯めるにはクレジットカードと紐付けた「SMART ICOCA」を利用する必要があります。
ベーシックタイプのICOCAカードでは、どんなに電車に乗っても、コンビニなどで電子マネーを使っても、ポイントは貰えないのです。
まずは通常のICOCAをクレジットカード機能が付いた「SMART ICOC」に切り替える必要があります。
さらに、SuicaとICOCAを比較した場合。Suicaの方が加盟店が若干多く、ポイントが貯まり易いカードだと言えます。
4.モバイル対応の違いについて
交通機関をもっと簡単に利用したいと思う人もいますよね!
改札でいちいちカードをタッチする必要がなくなれば、もっと便利になるわけですから。
そこでスマホとSuica、ICOCAを連動させる方法を確認してみましょう!
◉Suicaの場合◉
Suicaの最も大きな特徴として、おサイフケータイ機能である「モバイルSuica」が利用できるという点です。
対応機種であれば、Suicaの機能を全てスマホに移行して、同じ様に使えます。
いちいちカードを出し入れする必要はなく、Suicaカードを持ち歩かなくてもOKです。(スマホは必要ですが・・。)
改札を通過する時にはスマホをかざし、コンビニで買い物をする時にはスマホで電子マネー払いができます。
◉ICOCAの場合◉
ICOCAは現在モバイル(スマホ)に対応していません。ICOCAを使用する時は、ICOCAカードを携帯するしかありません。
これはSMART ICOCAでも同様です。早く対応する日を待ちたいですね!
5.バス利用の違いについて
公共交通機関と言えば、電車の他にバスがあります!
◉Suicaの場合◉
Suicaでは、都営鉄道やバスで発行するPASMOと相互利用が可能です。「運賃1円=1ポイント」が貰えます。
このポイントは最大10,000ポイントまで貯めることができて、有効期限は10年間となります。
貯まったポイントは「1,000ポイント=100円」としてバス料金にチャージされます。
次回Suicaを使用してバスに乗車した時に、この金額が適用されるのです。
ポイントは1ヵ月毎に残高として累積され、翌月にはまた0ポイントから始まります。
毎日の通勤・通学で都営電車やバスを利用する人は10,000ポイントだって貯まるのですが、たまに利用するだけの人は、1ヵ月で1,000円分乗車してポイントを消費するのがおすすめです。
また、都営バスには「1日乗車券」があり、「大人:500円・小児:250円」でSuicaやPASMOで購入できます。
さらに、都営バスを乗り継ぐ時に、乗り換え精算時間が90分以内であれば、割引制度が適用される路線があります。
割引金額は「大人:100円・子供:50円」で、SuicaやPASMOを使えば自動的に差し引いてくれるサービスがあります。
◉ICOCAの場合◉
ICOCAでは、大阪の指定の市営バスを利用すると「運賃の10%分のポイント」が貰えます。
乗車した運賃以上のポイントが貯まってれば、自動的にポイントで精算が可能です。
同じ区間を何度も利用している場合、乗車11回目でポイント精算できます。ICOCAでは都営バスの1日乗車券は購入できません。
6.グリーン券の違いについて
グリーン乗車券の購入についても以下の様な違いがあります。
◉Suicaの場合◉
Suicaを持っていれば、駅のホーム内でグリーン乗車券が購入できます。
◉ICOCAの場合◉
改札に入る前に券売機で磁気グリーン券(グリーン切符)を購入する必要があります。
7.チャージ額の違いについて
関東と関西の交通系ICカードにはチャージ額に違いがあります。
◉Suicaの場合◉
関東エリアの交通系ICカードは、改札で入場する時に「初乗り運賃分」がチャージされていないと入れません。
◉ICOCAの場合◉
ICOCAの場合、1円以上チャージされていれば、改札で入場できます。
降りる駅の改札内でチャージや乗り越し精算をすれば良いだけです。
なお、Suicaを関西で使用する場合にはチャージ残高が1円でもあれば良く、逆にICOCAを関東で使用する場合には初乗り分のチャージ残高が必要になります。
8.まとめ
SuicaとICOCAは同じ交通系ICカードでも、違いが多くあります!
自分が最も良く使うエリアで発行しているカードを利用することで、受けられる特典が多くなることは確かです。
話のネタにもなりますし・・。
SuicaとICOCA、それぞれ1枚ずつ持っていても良いかもしれませんね♪
参照元:モバイルSuica:JR東日本|公式サイト
参照元:SMART ICOCA J-WESTカード:JRおでかけネット
参照元:JR東日本の共通ポイントサイト - JRE POINT