PASMOはデザインが同じでも旧型・新型がある!好きな絵柄は購入できるの?
1.PASMOのデザインは基本的に2種類!
2.PASMO定期券の問題
3.デザインには新型と旧型があります!
4.Suicaにはカラフルなデザインが多い?
5.まとめ
PASMOは同じデザインのように見えても「旧型」「新型」の2種類があることをご存知ですか?
PASMOのカードデザインには、どんな種類が用意されているのでしょうか?
限定カードも含めて、PASMOのカードデザインについて詳しくご紹介します♪
1.PASMOのデザインは基本的に2種類!
PASMOのデザインは発売当初からほとんど変わっていません。
現在発売されている一般的なPASMOは、関東地方に住んでいれば一度は見たことがあるかと思います。
銀色のカードにピンク色で「PASMO」のロゴが左側に書いてあるタイプと、後から追加されたロゴが右側に小さくあるタイプの2種類です。
最近では窓口で定期券としてPASMOを購入する場合、後者のデザインが選択されることが多くなっています。
左側にピンク色でPASMOのロゴが書いてあるタイプは旧型のカードですが、機能は全く同じなので定期券として利用を続けることには問題ありません。
しかし、定期券としてPASMOを利用する場合。表面に定期の情報を印刷するので、現在ではロゴが右側に小さくあるタイプが普及しています。
券売機から購入する場合は前者(旧型)のデザインになることもありますが、販売窓口で希望すればデザインを選んで購入できることもあります。
▼【実は限定デザインのPASMOカードもあります!】
PASMOは登場した2007年の当初から、Suicaとの相互利用が可能です。
それをアピールする為に、発売開始時には相互利用開始記念デザインのカードを選んで購入することができました。
このカードのデザインは下地は今のPASMOと一緒で銀色ですが、上に「PASMOデビュー・Suica相互利用」と書かれています。
その下にSuicaのキャラクターになっているペンギンと同じく、PASMOのキャラクターのピンク色のロボットが手を繋いでいるデザインでした。
▼【Suicaの方にも限定デザインカードがありました!】
限定デザインのPASMOが発売されていた時期に、Suicaの方でもほぼ同じデザインのカードを発売していました。
ベースは一緒の銀色で、上に「Suica・PASMO相互利用」と書かれた下に、PASMOの方と同じくロボットとペンギンが手を繋いでいるデザインです。
一見すると、ほとんど見分けがつかない2枚のデザインでしたが、PASMOとはロボットとペンギンの位置が逆になっている点が面白いポイントなんです♪
2.PASMO定期券の問題
限定デザインのPASMOは何度か登場しています!
2008年にはPASMOの管轄内の東京メトロで副都心線が開業したのを記念して、「副都心線開業記念」と銘打ったデザインのカードが発売されています。
デザインは通常のPASMOがベースで、右上に「2008.6.14 副都心線開業記念」と書いてあり、その下に副都心線のイラストが入ったものでした。
通常のPASMOのロゴデザインも含めて、全てピンク一色だけという限定デザインとしてはちょっと味気がないのですが、これには理由があります。
PASMOは一般の乗車券としてだけでなく、定期券としても利用できる為、あまりカラフルなデザインにすることができないのです。
▼【定期券の情報は表面に印刷されます!】
PASMOを定期券として利用する場合、ピンク色のロゴの入った表面に行き先や有効期限、所有者の名前が印刷されます。
一例として、「池袋←→所沢 6月1日から 2018.8.31まで △△△様」という形で、小児料金や学割を使って購入した場合はそれらを表すマークも一緒に付きます。
この印刷形式はPASMOが登場する前から使われている定期券のデザインをそのまま踏襲しています。
定期券情報は表面のすべてに印刷されるので、余計な絵などが入っていると確認の邪魔になってしまうんです。
▼【一部では例外もあります!】
一部では例外として、先に挙げた「相互利用開始記念デザイン」のような比較的カラフルなPASMOもありましたが、定期券にするには向いていないんですよね・・。
そういったカードを購入してしまうと、後から定期券に変更したいと考えた時、もう1枚通常のデザインのPASMOを定期券用に購入することになるかも知れません。
定期券としての情報はもちろん表面の印刷だけでなく、カード内のメモリに記録されるので、例え表面を見てよく分からない場合でも自動改札機ではきちんと認識してくれます。
しかし、場合によっては有人の改札を通るようなケース、車内で乗車券の確認を求められるケースも考えられます。
カード自体に見やすい印刷がしてあるに越したことはありませんね!
まあ、限定デザインのPASMOは希少価値が高く、一枚1万円以上で取引されていることも良くあります。
コレクターズアイテムと言えるような、激レアなPASMOを定期券にして利用するという人は中々いないかと思います・・。
3.デザインには新型と旧型があります!
限定発売以外で通常購入できるPASMOのデザインは、現在2種類しかありません。
そのうちのPASMOのロゴが右に小さく付いているタイプの方は内部的に新型で、右上に「◇」マークが2つ付いています。
実はよく見るPASMOのロゴが左側に大きくあるタイプの方でも、この「◇」マークが2つ右上に付いているものがあり、こちらも同様に新型PASMOとなっています。
表面のデザインは別として、PASMOには内部的にこのような旧型、新型の2種類が存在します。
▼【新型と旧型の違いは?】
新型と旧型のPASMOの違いは、「FeliCaポケット」という機能に対応しているかどうかです。
FeliCaポケットとは、旧型のPASMOカードには付いていない付属機能で、特定のイベントなどに対応できるようにメモリ部分が多少追加されています。
この新型に付いているFeliCaポケット機能をうまく利用した例として、スタンプラリーがあります。
色々な駅を巡るスタンプラリーに新型のPASMOを対応させると、今までのように駅ごとにスタンプを押すのではなく、後でPASMOカードを確認するだけでどの駅をまわったのか?すぐに分かるようになるんです♪
このような用途に利用できるように、改良されたPASMOが新型PASMOです。
▼【実用面では全く一緒です!】
FeliCaポケットはイベント専用の機能だと考えていいので、FeliCaポケット機能が付いていない旧型のPASMOでも実用面では全く変わるところはありません。
旧型のPASMOを利用していて、どうしても新型にしたい場合には、一度現在のPASMOを返却して買い直すという方法があります。
PASMOは返却すると、デポジットとして徴収されていた500円とチャージされていた残高全てを払い戻しを受けることができます。
PASMOを買い直したとしても一切損をすることはありません。(※オートチャージを使っていた場合は別です。)
定期券にしていた場合でも、有効期限が切れるタイミングで買い替えをすれば、新型のPASMOを購入することができます。
4.Suicaにはカラフルなデザインが多い?
PASMOは、これまでに何度か限定デザインのものが発売されていますが、どれもそれほど変わったデザインではありません。
それと比較して見ると、Suicaの方では限定ながら、色々なデザインのカードが何度も発売されています。
特に有名なのは2014年に限定発売された「東京駅開業100周年記念Suica」で、発売日にはそれを購入しようと東京駅に人が殺到したことがニュースにもなったくらいです。
SuicaもPASMOと同様に定期券として利用可能なIC乗車券ですが・・。
Suicaの場合、PASMOと比較して度々カラフルな限定デザインのものが発売されています。
▼【どうしてPASMOは地味なデザインが多いの?】
PASMOの場合、Suicaと比較すると地味なデザインのものが多いと言っていいでしょう。
この正確な理由は知る由もありませんが、やはり定期券として利用しやすいという実用面を第一に考えているのかも知れません。
▼【シールを貼るという手があります!】
どうしてもカラフルなPASMOが欲しい場合には、ICカードシールと呼ばれるシールを表面に貼ってしまうという手があります。
ICカードシールなら、どれも本来の機能を一切阻害することなく自由に貼ることができ、そのまま券売機に挿入しても全く問題ありません。
それ以外のシールはカードの読み取りに影響が出てしまうこともあるので、シールを貼る場合にはそこを必ず確認してください。
定期券にしている場合にはあまりおすすめできませんが、一般の乗車券としては表面は一切関係ないですからね♪
好きなキャラクターなどのシールを貼って、自分だけのデザインのPASMOを作ってみるのも面白そうです。
5.まとめ
PASMOの現行デザインは、よく見るタイプの下地が銀色でPASMOのロゴが左にあるタイプ、及びロゴが小さく右にあるタイプの2種類です。
それ以外のデザインもこれまでに何度か発売されましたが、いずれも限定発売で奪い合いというほどの人気商品でした。
PASMOは好きな時に限定デザインを選んで購入することはできません。
地味なカードにちょっと飽きてしまった場合。Suicaへの乗り換えも選択肢に入れてみましょう♪
早くPASMOのカードデザインを増やして欲しいと願うばかりです。