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使わなくなったPASMOに注意!返却する必要は?どこに返せばいいの?




使わなくなったPASMOに注意!返却する必要は?どこに返せばいいの?

1.返却してしまった方がいい?
2.どこに返却しても大丈夫?
3.有効期限に注意してください!
4.破損した場合には…
5.まとめ

PASMOカードを使わなくなった時、返却しなくてはいけないのでしょうか?

どこに返せばいいのでしょうか?

PASMOを返却した方が良い理由と、返却時の注意点をご紹介します!




1.返却してしまった方がいい?

PASMOカードは購入時に必ずデポジット料を徴収されるシステムです。このデポジットによって、カード1枚当たり500円をそのカードを所持している限り預けておくということになります。

ご存知のように、PASMOカードは1枚持っていれば、チャージを繰り返してずっと同じカードを使い続けることができますが、2枚、3枚と所持しても特に問題はありません。

しかし、非接触型のICチップやメモリ領域を内包しているという作りから、カード1枚1枚にそれなりの製造コストが掛かっているので、本来なら1枚で済むところを無駄に何枚も発行される訳にはいきません。

そこで、このデポジット制を採用し、1枚につき500円を徴収することで、無駄に何枚も購入されるのを防止しているのです。

デポジット料を返してもらえます!

PASMOカードを取扱い窓口まで返却すると、デポジット料の500円の返還が受けられます。そのカードを所持していた期間などに一切関わらず、きちんと預けていた分を返してもらえます。このデポジット料の返還があるので、不要になったPASMOは返却してしまうに限ります。

チャージ残高も一緒に返ってきます!

返却するPASMOにチャージ残高があった場合には、その分もデポジット料と一緒に返してもらうことができます。その際に手数料などが掛かることは一切なく、デポジット料とチャージ残高の両方を現金で支払ってもらえます。

オートチャージ分は別です!

ただし、そのPASMOに対してオートチャージ機能でチャージしていた分はその場で返してもらうことはできません。

この分に関しては、オートチャージに設定していたクレジットカードの発行会社を通して後日カードの支払い口座まで振り込まれます。PASMOカードの返却時に返してもらえるのは現金でチャージをした分だけです。

オートチャージの分も現金で返してしまうと、クレジットカードの利用分をそのまま現金にできてしまいます。そういった行為は現金化と呼ばれ、クレジットカードの利用規約違反になってしまうので、このような対応になっているのです。




2.どこに返却しても大丈夫?

PASMOカードの返却は、一般の乗車券として利用していた場合にはPASMOを取り扱っている窓口であればどこでも大丈夫です。記名式で定期券として利用していて、まだその期限がある場合には、定期券を発行した会社の窓口にしか返却できません。

無記名式と記名式の違いは?

PASMOは各私鉄、及びバスの定期券として利用することができますが、このうちバスの定期券にする場合は無記名のままでも構いません。

記名式にするメリットは、鉄道の定期券にできるというだけでなく、紛失してしまった時の再発行が可能になるという点にあります。無記名式のPASMOは例えバスの定期券にしていても、一切再発行することはできません。

定期券が払い戻せる条件とは?

定期券にしていたPASMOを返却してその分の払い戻しを受けるには、鉄道、バス共に条件があります。

鉄道の定期券の場合は?

鉄道の定期券にしていた場合には、残りの期限が1ヶ月以上あることが条件になります。これは、1ヶ月単位での払い戻しとなる為です。払い戻される金額は鉄道会社や定期券料金によっても違うので、PASMOカードの返却の際にその場で確認してください。

尚、購入から7日以内であれば、そこまでの日数分の定期券の区間の往復料金と、払い戻し手数料を引いた全額を返してもらえるという特例があります。この特例は、区間などを間違って購入してしまった場合の救済対応だと考えていいでしょう。

バスの定期券の場合は?

バスの定期券の払い戻しは鉄道と比べると単純で、上の鉄道の定期券の場合の特例が常に提供されると考えると分かりやすいと思います。

残りの期限に関わらず、発行日からその日までの日数分の定期券の区間の往復料金と、払い戻し手数料を除いた金額を払い戻すことができます。

このバスの定期券では、期限が切れる1週間くらい前になって払い戻そうとすると、計算上払戻し金額が0円以下になってしまうことがありますが、その場合には払い戻しを行うことはできません。そのような状態でカードを返却すると、返ってくるのはデポジット料のみとなります。




3.有効期限に注意してください!

不要になった後も返却せずにそのままPASMOカードを持っていると、少なくともデポジット料の分を損をしてしまいます。チャージ残高があった場合にはその分も丸々損になってしまうので、返してしまった方がいいでしょう。

何より、チャージ金額には有効期限というものがあります。この期限が切れる前に返却をしないとその分は一切無効になってしまうのです。(デポジット料はカードを持っている限り、無効になることはありません)

チャージ金額に有効期限がある?

PASMOにチャージされている残高の有効期限は、発行日、または最後に利用した日から10年間です。これを経過してしまうとチャージ残高は全て無効になってしまいます。

10年間もあるので、一時的に不要になってもそのうち使うだろうと考えている人も多いと思いますが、最後に利用した日から10年間という部分に注目してください。

この利用とは、チャージ行為は含まず、そのPASMOカードを利用して券売機から切符を購入したり、自動改札機を通過したり、電子マネー機能を使うことです。定期券としている場合にはその利用でも構いません。

チャージだけでは有効期限は延長されないので、一時的にしても不要になった時には一度返却してしまった方がいいでしょう。その大きな理由として、PASMOは前述の通り、払い戻し時に一切手数料が掛からないからです。

極端な例では、PASMOの返却、購入を1ヶ月ごとに繰り返しても、金銭的に一切損をすることはありません。

4.破損した場合には…

PASMOは非接触型のカードなので、実際にはタッチをする必要はありませんが、一般的な使い方としてタッチをすると紹介しているので、多くの人がそのように使っていると思います。

そう簡単に壊れるような作りにはなっていませんが、自動改札機の読み取り部分にバチバチと強くタッチを繰り返したり、水没させてしまったり、踏んでしまうようなことがあると、カード自体が破損して読み取れなくなってしまうことがあります。

使わなくなった後も持ち続けていると、いつの間にか破損していたという可能性があります。これも、不要になったら早めに返却した方がいいという理由の1つです。

新しいカードに交換してもらえます!

破損してしまったPASMOカードは、PASMOの各取扱い窓口で新しいカードと交換してもらえますが、定期券の場合にはその発行会社の窓口のみでそれが行えます。

この際には特に手数料のようなものはなく、無料で新しいカードにしてもらえます。不要になったPASMOが破損していた時には、新しいカードにしてもらってから返却してください。

PASMOは例え破損してしまっても、外見からはそれが分からないことがほとんどなので、長期間使っていなかったPASMOの返却の前には一度券売機に挿入して確認した方がいいかも知れません。




5.まとめ

不要になったPASMOカードは返却すると、デジポット料とチャージ残高を返してもらうことができます。

この際に特に手数料を引かれることもなく、全額の返還を受けられますが、オートチャージ分に関しては別なので注意してください。