残高確認.com

無記名タイプのSuicaが良い理由は?紛失・払い戻しの注意点を解説します!




無記名タイプのSuicaが良い理由は?紛失・払い戻しの注意点を解説します!




1.無記名Suicaの作り方は?
2.途中で記名式に変えることもできる
3.無記名Suicaでできることは?
4.無記名SuicaでもApple Payに追加できる
5.無記名Suicaは共有できる
6.無記名のSuica払い戻し方法
7.無記名Suicaの履歴を見る方法
8.無記名Suicaを紛失した時は?
9.まとめ

関東にお住まいの方は、お財布に1枚「Suica」が入っている人が多いですよね♪

Suicaは加盟店も急増中なので、1人に1枚が当たり前というようなカードになっています。

Suicaには沢山の種類がありますが、大きく分けると「記名タイプ」と「無記名タイプ」があります。

「Suica定期券」や「子供用Suica」を利用する場合、必ず事前登録が必要なので記名タイプのSuicaになります。

紛失してしまった場合でも、記名タイプのSuicaは保証の対象になりますが、発行までの手続きがちょっと面倒なんですよね・・。(もちろん再発行も有料です。)

そこで、簡単に発行可能な「無記名タイプSuica」について詳しくチェックしてみましょう♪

無記名タイプSuicaの使い方、紛失時の手続き、払い戻し方法をご紹介します!

1.無記名Suicaの作り方は?

無記名タイプのSuicaカードは、駅の窓口や自動券売機、JR東日本(Suica公式サイト)で作ることができます。

デポジット料金(カード保証金)は500円です。

この500円はSuicaカードの保証金なので、Suicaカードを返却した時には返金されます。(預かり金ということです♪)

Suicaを利用するためには、デポジット料金を預けてSuicaカードを取得後、自分の必要とする範囲でお金をチャージしながら使っていくことになります。

定期券としてSuicaを利用するなど、最初からはっきりと使い道が決まっている場合はチャージをしなくても利用可能ですが・・。

「なんとなく安全そうだから」という理由だけで、記名タイプのSuicaを利用している人も多いのではないでしょうか?

▼【記名式と無記名式のSuicaにあるメリット・デメリットは?

しかし、よく考えてみてください。

記名型のカードを作るということは、個人情報を登録して預けるということなので、常に個人情報が入ったカードを持ち歩くという危険性も併せ持っています。

それでは、記名タイプのSuicaではなく、無記名タイプのSuicaを持つメリットはどんな点なのでしょうか?

まず1つ目のメリットとしては、個人情報を登録せずに発行できるということです。

Suicaを発行するために、駅の窓口で手続きをする時に申し込み用紙がありますが、無記名タイプのSuicaを作る場合は申込用紙への記入は必要ありません。

また券売機で購入する場合も入力事項が少ないので、すぐに手続きを終えることができます。




2.途中で記名式に変えることもできる

無記名のSuicaを使っている間に、記名式Suicaの方が自分にとって使いやすいと感じた場合、途中でいつでも変更することが可能です。

その時はそれまで使っていた無記名のSuicaに、個人情報を登録してSuicaに搭載するだけなので、デポジット料金などの追加料金・手数料はかかりません。

しかし、反対に最初から記名型のSuicaを利用している場合、途中で無記名に変えることはできません。

一度記名型のSuicaを解約をしてから、改めて新しいSuicaを作る必要があります。

これでは手間が多く、場合によっては払い戻し手数料がかかるので損をしてしまうことも考えられます。

3.無記名Suicaでできることは?

交通機関の乗り降りや、加盟店でのお買い物をする分には無記名のSuicaで十分に利用目的を果たせます。

Suicaカードの中にチャージできる限度額は2万円です。この設定金額は記名式のSuicaと全く同様です。

万が一紛失してしまった場合でも、クレジットカードとは違って、悪用されてしまう限度額は限られているという安心感があります。

無記名Suicaにはオートチャージの機能をつけることができないので、あくまでも拾われた時点でカードの中に入っている残高しか使われることはありません。

▼【盗難・紛失後のSuicaを不正利用された場合はどうなる?

よく記名式のSuicaにすれば、紛失した時に保障の対象になるといいますが・・。

保障の対象になるのは「紛失したことに気がついて連絡を入れた時点からの保障」です。

Suicaを失したことに気が付くのが遅かった場合、それまでに悪用されてしまった分の保障は適用外です。

乗り物に乗車した後に紛失していれば、降車駅の改札で気がつくことができます。

しかし、そうではない場面でパスケースごと失くしてしまった場合、多くの人はしばらくその失くなった事実にさえ気がつかないことが多いですよね・・。

その間に目一杯Suicaを使われてしまった場合、後から高額の金額が請求されてしまう可能性もあります。

万が一の保障というのは、窓口に紛失を届け出て、紛失の内容を受領された時点からの保障だということを頭に入れておきましょう。

そこで、無記名Suicaの安全性を今一度確認してみると、2種類のSuicaの使い分けもハッキリとしてくるかと思います。

さらに、用心深い人は1000円ずつでもこまめにSuicaにチャージした方が、より被害額を抑えることができます。




4.無記名SuicaでもApple Payに追加できる

iPhone 7以降の端末では、Suicaの機能を「Apple Pay」に搭載することができるようになりました。

個人情報を登録しなくてはいけない「モバイルSuica」と混同している人も多いのですが、Apple Payには、無記名のSuicaでも搭載することが可能です!

iPhoneの「ウォレットアプリ」でApple Payのカード上の右上にある「+」のボタンをタップすると、カードの種類を選ぶ画面になります。

そこでSuicaを選択してSuicaのカード番号を登録します。生年月日は任意項目なので、入力せずにスキップしても問題ありません。

利用条件に同意をした上で、Suicaカードの上にiPhoneを置くと自動的にカード内の情報がiPhoneに転送されます。

これで、Suicaカードの追加が完了します。

無記名Suicaで利用可能なすべての機能をiPhoneを使うことができます。(このSuica利用方法はセキュリティ面でとても優れていますね!)

この時、情報を移したSuicaカードはその後使えなくなりますので、自宅で破棄して大丈夫です。

それでは、デポジット料金500円はどうなってしまうのか?と不安になりますが・・

デポジットの500円はその場で返金されていて、電子マネーとなってiPhoneのモバイルSuicaに加算されますので、安心してください♪




5.無記名Suicaは共有できる

記名式のSuicaは、記名された本人以外は使用することができません。

万が一使用したことがバレてしまった場合、悪質な利用である時は罰せられてしまうこともあります。

一方で無記名のSuicaは、1枚のカードを他の人と共有して使うことができます。

家族で一枚のSuicaを共有して、出かける時だけ必要な人がSuicaを使うという使い方でも問題ありません。

子供料金で交通機関を使いたい時は、Suicaを使って券売機で子供用切符を購入すると良いでしょう。

あまり手持ちのカードを増やしたくない人にとって、Suicaをシェアして使うというのも一つの利用方法になると思います。

6.無記名のSuica払い戻し方法

無記名のSuicaでも、カード内に残っているチャージ残高を払い戻してもらうことが可能です。

その際には払い戻し手数料として220円がかかりますが、しばらく使う予定がなくて現金にしたい時、Suica自体を解約したい時には払い戻しをしましょう。

記名式のSuicaを払い戻しする場合、本人確認書類の提出が必要ですが、無記名のSuicaの場合は必要ありません。




7.無記名Suicaの履歴を見る方法

無記名のSuicaでも、直近の利用履歴を確認することができます。

Suicaの利用履歴は、Suicaエリア内にある自動券売機や多機能券売機で、最大20件まで過去の利用履歴が表示されます。

レシートへの印字を行う場合、最大100件までの利用履歴を確認することができます。

ただし、利用から26週間を超えた利用分については印字されません。(これは記名式Suicaでも同じです。)

駅の改札機を通った日付や駅名、さらにチャージ内で行った買い物の履歴やチャージ残高を確認することができます。

8.無記名Suicaを紛失した時は?

もし、無記名のSuicaを紛失してしまった場合。駅の係員さんに遺失届を提出しましょう。

紛失した可能性がある場所が駅とは離れた場所の可能性もある場合、交番にも遺失届を提出しましょう。

該当するSuicaが見つかった場合、必ず連絡があります。

無記名Suicaなので、本人確認をすることが不可能ではないか?と諦めがちですが、そんなことはありません。

落としたと思われる日時や場所、Suicaをよく利用する駅やチャージ残高など、詳しく内容を明記して伝えておきましょう。

ほぼそれに合致するSuicaカードが出て来た場合、本人のSuicaとみなされて返却してくれます。

自分にしか分からないような何か印を付けたり、ステッカーを貼るなど、Suicaカードに工夫をしておいてもいいかもしれません。

また一説によると、無記名Suicaの方が拾った人が届けてくれる可能性が高いとも言われています。

それは個人情報が記載されていないこと、入っている残高が少ないであろうことなどから、悪用しようという気持ちが湧きにくいことが要因だと言われています。

記名式Suicaの場合、知らない人に利用履歴を印刷されてしまった時の恐ろしさを、忘れないでください。




9.まとめ

Suicaの中でも、無記名Suicaカードのメリットをご紹介しました♪

個人情報が当たり前のように蔓延してる時代ですが、犯罪も高度になってきています。

自分の身を守るためにも、闇雲に個人情報を提供することには疑問を持っておきましょう!