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4人家族の生活費は31万円が最低ライン?年収と貯蓄率の違いを理解しよう!




4人家族の生活費は31万円が最低ライン?年収と貯蓄率の違いを理解しよう!〜

1.平均的な四人家族の生活費の内訳は?
2.生活費を21万円に抑えると見通しが明るい?
3.年間所得が1千万の家庭は本当に楽なのか?
4.まとめ

毎日の生活スタイルは、一人暮らしでも、家族四人暮らしでも本当にそれぞれです。

お金に余裕がある家庭はお金があるなりの生活をしているでしょうし、お金に困っている家庭は少しでも切り詰められる部分を切り詰めて生活をしていると思います。

ここでは、一般的な生活をしている「四人家族の生活」と、「年収1千万円」の家庭について詳しくご紹介します!

節約のポイントさえ抑えてしまえば、節約も苦ではないと言う人もいれば・・。

どんなに節約しても毎月の生活費が足らないという家庭もあると思います。

この違いって、どんな風に生活の仕方が違うからなのでしょうか?




1.平均的な四人家族の生活費の内訳は?

平均的な四人家族の生活費の内訳を確認してみましょう1

食費「75000円」
住宅費「70000円」
水道光熱費「20000円」
交通費「20000円」
教育費「20000万」
衣服、雑費「30000円」
夫婦子供小遣「40000円」
その他(通信費、冠婚葬祭、医療費、交際費)「35000円」

あくまでも統計上の平均ですが、生活費用の合計は31万円となります。

ボーナスが年間に2回、約80万程度。他に年間を通して必要な経費として保険料が30万円。車の保険や車検の積み立て費が10万円。保険料や車両に掛かる費はボーナスから回す事になります。

年間約80万円のボーナスから支払いをしているという計算だと、毎月の貯蓄は難しいと思うので、ボーナスの中から余ったぶんだけ貯蓄に増している計算になります。

この場合、年間の貯蓄額は約20~30万円程度と予想出来ます。

この家庭で考えられるのは、年間払いにしている保険の内容が将来の生活を左右させると言えます。

まず、子供の「学資保険等」がある程度のものに加入している場合、子供が高校・大学を私立に進学した場合はかなり、学資保険の存在が効いて来ます。

しかし、夫婦の生命保険や医療保険をメインで加入している場合は、子供の将来の学費面が充分とは言えないので、年間に20~30万円の貯蓄額では大変厳しいと言えます。

毎月の貯蓄が出来ないのであれば、学資保険の額を膨らませないと、年間の所得額が上らない限り、生活的には厳しくなると言えるでしょう。




2.四人家族の生活費を21万円に抑えると見通しが明るい?

サラリーマンの場合、1年間の所得額が数年間で大幅にアップするという事は難しいと思います。

宝くじが当ったり、思わぬ遺産が入る以外は、なかなか生活が一気に楽になり、家計が潤うという事は難しいと思います。

それらなば、毎月、四人家族が掛かると言われている生活費を10万円節約して、一ヶ月の生活費を21万円にすれば問題は解決できるのではないでしょうか?

簡単に月に10万円も節約が出きるなんていう話は信じがたいのですが、単純に固定費を毎月千円、削減するだけで、年間に12,000円の節約になりますし、3年では36,000円。10年では120,000円もの節約が出きるのです。

それを毎月10万円の節約に成功が出来たら、単純計算で年間に120万円もの貯蓄が一気にできるんです!

しかし、果たしてどこを節約すれば良いのでしょうか?

まず、どこの家庭でも一番節約できる部分が「食費」です。最近は「素食こそ健康」とも言われていますが、何も素食だから栄養面が行き渡らないというわけではありません。

きちんと栄養を取りながら、無駄なものを身体に溜め込まないという点で考えれば健康状態も良くなる見込みがあります。素食は健康寿命を長くさせるとも言われています。

そういった面を考えて、毎日の食事の見直しを考えながら、食費を2万円カットするだけで、年間に24万円の節約に繋がります。最近では「1日千円で生活する四人家族のレシピ」などもインターネットで公開されていたり、節約メニューの雑誌なども大人気です!

少し手を加えるだけで、健康的で節約にメニューが作れるので、節約を機会として挑戦するのもありですね!

次に「通信費」や「雑費」です。毎月家族全体で2万円近くの携帯料金が掛かっていると言う家庭の場合、「格安SIM」を利用するだけで、四人家族で7000円程度に料金を抑えることができるんです!

それだけでも月々2万円程度の節約が出きるので、年間で24万節約ができますね!

次に「お小遣い」の見直しです。主となる人は小遣は最低でも月に2万程度の「お小遣い」が必要になるかと思いますが、その他の家族には節約してもらい、月に1万円の節約をします。これで、年間に12万円ほどの節約となります。

そして「冠婚葬祭」や「医療費」は使わない月は全く使わないと思うので、丸々3万5千円の節約とします。これで年間に42万円の節約となります。

そして「保険料金の見直し」などをして、保険費用に関しても無駄を省きましょう!

ざっと計算しても8万5千円の節約を月々に出来る計算となるので、保険見直し等などで残りの1万円5千円を節約出来たら、物凄く頑張らなくても、比較的に楽をして月に10万円の節約が可能な計算となります。

いきなり10万円の壁が高いと思ったら、月に5万円程度の節約から初めてみると自信に繋がると思いますよ!




3.年間所得が1千万の家庭は本当に楽なのか?

ここからは「年間1千万」の所得がある家庭の生活を覗いてみましょう。

もし、自分の家庭に1千万円の所得があれば、どんなに楽で豪華な生活ができるのだろう~。夢の年収1千万円、誰もが高所得だと言われる、年間1千万円の年収に憧れを抱くと思います。

1千万円の年収がある職業は、医師、弁護士、公認会計士、大手のマスコミや広告代理店勤務、外資系の会社勤務、管理職などが想像できますね。

また一ヶ月に使えるお金は「62万円」程度になるという計算が出来ます。単純計算でも平均的な所得家庭の月に31万円の倍という計算になります。

しかし、夢の年収「1千万円」と言っても、税金等を差し引くと、手元に残る現金は「700万~800万円」になります。

年収1千万を稼ぐ立場の人間は、交際費などもその分出ることになりますし、部下などに食事やお酒をご馳走する機会もあります。

実は金融広報中央委員会の2015年度の調査では、年収が1千万もあるにも関わらず、貯蓄をしていない(できない)と言う人は意外にも多い割合でいる事が分かっています。

自分は他人より多く稼げていると言う安心感から貯蓄をせず、全部使いきってしまったり、年収が高い分、お付き合いしている周りの人間のステータスに合わせなければいけないこともあります。

衣服をはじめ、身の回りの物が高価な物になりがちなので、それらの装飾品にお金を使っているケースも少なくありません。

年収が1千万円といっても世間が考えているほどに、家庭の中が潤っているとは言えないのです。

1千万円の所得がある家庭でも、平均的な年収の500万~600万の家庭でも、家庭の内情は殆ど変わらないと言っても良い事が分かります。

人の芝生は良く見えるということを現しています。




4.まとめ

総務省の調査によると、二人以上の家族(主に四人)が一ヶ月の平均的な平均支出額は「315,400円」だと言われています。

四人家族の平均的な生活費は約31万円と言われていますが、31万円に対する思いは人それぞれのようです。

実際に31万円もあれば充分に貯金まで出来ると言う家庭や、31万円では生活がきついから、日々節約の日々を送っているいう家庭もあります。

四人家庭の平均的な生活費「31万円」と高所得とされている「年収1千万円」の「生活費62万円」、実は中身はあまり変わらないんです。

平均的な四人生活を送れる31万円生活でも年間に100万以上の貯蓄をできる家庭もあれば、年収が1千万ある四人生活62万円生活でも、一切の貯蓄ができないのでは、どちらが未来は安心なのでしょうか?

人間は目先にお金のことばかり目に入りがちですが、節約の仕方や考え方を少し変えただけで、平均的な生活をしている人の方が心も蓄えも豊かになる事ができるとも言えます。

参照元:統計を使ってみよう~家計調査の見方・使い方~|統計-総務省統計局