無料アプリでICOCAの残高確認!マルチ残高リーダーが一番おすすめ?
1.外見から残高を分かるようにできないの?
2.ICOCAの残高が確認できる時とは?
3.ICチップに対応している機器とは?
4.iPhoneの場合はどうしたらいいの?
5.マルチ残高リーダーFreeの欠点とは?
6.まとめ
ICOCAのようなIC乗車券は、外見からは一切チャージ残高が分かりません。
ICOCAの残高確認をするにはどんな方法があるのでしょうか?
1.外見から残高を分かるようにできないの?
「ICOCA」などの「IC乗車券」が登場するまでは、残高が無くなるまで利用できる「磁気カード(プリペイドカード)」型の乗車券でした!
関西地方では「スルッと関西」という磁気カードが1996年から販売されていて、「ICOCA」や「PiTaPa」が登場してからもつい最近(2017年3月)まで利用されていました。
関東地方でも「イオカード」や「パスネット」という同様の磁気カードが過去に発売されていました。
これらのカードも、ICOCAのように外見で正確な残高確認はできません。
大体の目安としてカード残高によって「パンチ穴」が開くことから、残りが2,000円以上あるのか、1,000円未満なのかという程度の区別は可能でした。
◉IC乗車券では何も分かりません!◉
残高を使い切る形の磁気カード式の乗車券とは違って、IC乗車券はチャージができます。
1枚のカードをずっと使い続けるので、残高の目安としてパンチ穴を空けるようなことはできません。
現在のテクノロジーであれば、常に表面に残高が印刷されるようにすることもできなくもありません。ICOCAは定期券にする時には、表面にその区間などの印字を行うので、カード自体が印刷にも対応しています。
しかし、カードを挿入して行うチャージや切符の購入時はともかく、自動改札機の利用時に瞬時にそれを書き換えるのは不可能です。
常に中身の残高と一致させることが難しいので、残高に関しては一切何の表示も行っていないのです。
2.ICOCAの残高が確認できる時とは?
ここでご紹介する4つの場合で、ICOCAのチャージ残高が確認できます。
①・券売機での切符購入時
券売機での切符購入時にはもちろん残高が表示されるので、チャージしてある金額までの切符が購入できます。
ここで、残高が表示された後に「購入をキャンセル」をすれば、残高の確認だけを行うことができます。
②・券売機などでチャージを行う時
ICOCAはチャージを繰り返して利用するという性質から、繰り返し使っていれば何度もこの場面が登場します。
ICOCAへのチャージは、ICOCAに対応している券売機や乗り越し清算機、または各種のIC乗車券へのチャージが可能なお店の店頭でも行うことができます。
③・自動改札機の通過時
これは自動改札機の機種にもよって違いがあります。自動改札機の中には画面表示のないタイプもありますが、対応している場合は利用後の残高がそのまま表示されます。
④・ICカードを読み取れる機器の利用
ICOCAのようなIC乗車券の中には非接触型のICチップが内蔵されており、自動改札機の通過時にはこのチップに反応させて、あたかもタッチで認識しているように見える仕組みになってます。
実はこのICチップは自動改札機などの実際に利用時だけでなく、それに対応した機器にも反応します。
そこで、「パソリ」や「スイカリーダー」のような「ICカードを読み取れる装置」を使えば残高がすぐに確認できるのです。
◉履歴の印字でも確認できますが・・◉
ICOCAは利用履歴を印字することが出来ます!
ICOCAの利用履歴を印字するには、利用履歴の印字に対応している券売機にICOCAを挿して、そのまま「履歴印字」を選択してください。
ICOCAとほぼ同じサイズのカードに過去20件の利用履歴が印字されて出力されます。
これを見れば最終残高(=現在の残高)が分かります。なお、「履歴表示」の方を選ぶと印字はされず、画面での確認になります。
ただし、残高を確認するだけならここまでする必要はありません。①のように切符の購入を選択して、それをキャンセルすればいいだけです。
3.ICチップに対応している機器とは?
「ICOCA」のICチップはソニーが開発した「Felica」と呼ばれる規格です。今ではかなりの種類の非接触型カードに採用されています!
その為、「Felica」に対応している機器も非常に多く存在しています。
小型な機器にICOCAを近付けるだけで残高が分かるものから、PCに接続をして、利用履歴まで分かるカードリーダーとソフトウェアのセットも存在します。
◉スマホからでも確認できます!◉
スマホの中には”おサイフケータイ”、”モバイルSuica”などの非接触式でICカードのようにその端末を利用することができる機能が付いているスマホがあります。
このタイプのスマホには、ICOCAに使われているICチップ「Felica」と互換性がある「NFC機能」が搭載されています。
この機能を利用することでICOCAの残高確認が可能になりますよ♪
「NFC機能」の素晴らしく優秀なところは、ICカードの代わりとして利用できるだけでなく、その逆にFelica規格のICチップにも反応するという点です。
◉アプリ(ソフトウェア)が必要です!◉
「NFC機能」が搭載されているスマホは、そのスマホ自体がPCに接続して利用する「ICカードリーダー」の役目を果たします。
「NFC機能」を使ってICOCAの残高をスマホ画面に表示させることが可能なアプリを利用すると、スマホにICOCAを近付けるだけで残高確認が可能です。
◉他のIC乗車券やICカードにも対応しています!◉
ICOCA以外のFelica規格のICチップを使っているカードの残高も、この方法で同様に確認することができます。
SuicaやPASMOなどのIC乗車券はもちろん、電子マネー専用のnanacoを初めとする各種のICカードの残高がスマホから簡単に分かります!
◉「マルチ残高リーダー」がおすすめです!◉
アンドロイドOSで動作するスマホ用アプリとして、「マルチ残高リーダー」というアプリが公開されています。
このアプリは「GooglePlay」で簡単に見付けることができるので、「NFC対応」のスマホでICOCAの残高確認をしたい時は、是非インストールしてみてください!
正確なアプリ名は「マルチ残高リーダーFree」で、その名前の通り、利用は完全に無料です。(気泡が拡張された有料版もあります!)
4.iPhoneの場合はどうしたらいいの?
「マルチ残高リーダーFree」はアンドロイドOS専用アプリなので、iPhoneを利用している人は残念ながら使うことができません・・。
iPhoneユーザー用に同様のアプリがあるかと言えば、無いことはありませんが、別途ICカードリーダーが必要になってしまうので、iPhone本体だけでは利用できません。
◉今後はリリースされるかも知れません・・◉
現在のところ、iPhone本体だけでICOCAの残高を確認する方法はありません。
新しい機種(iPhone7以降)にはNFC機能が搭載されているだけに、アンドロイド端末用の「マルチ残高リーダーFree」に相当するアプリの登場を待ちましょう!
技術的には問題なく行えるはずなので、未だに登場していないのが不思議だという声も多いんですよね・・。
5.「マルチ残高リーダーFree」の欠点とは?
「マルチ残高リーダーFree」で確認できるのは、あくまでも残高の確認だけです。チャージ機能には一切対応していないので、本当に簡単な確認ができるだけのアプリです。
◉履歴までは分かりません・・◉
PC用のICカードリーダーとソフトウェアの設定では、ICOCAのチャージ残高だけでなく、券売機で確認できるのと同様の履歴も見ることができます。
しかし、「マルチ残高リーダーFree」で確認できるのは現在のICOCAカード内の残高のみです。
一切無料で利用できるという点から、そこまでを求めるのは難しいのかも知れません・・。
しかし便利なことには変わらないので、アンドロイドのスマホを使っている人は、ぜひ!「マルチ残高リーダーFree」を使ってみてください。
6.まとめ
ICOCAのチャージ残高確認は、沢山の方法で確認することができます。
アンドロイドOSのスマホで「NFC機能」に対応していれば、「マルチ残高リーダーFree」を使うことで簡単に残高確認可能です!