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転換社債とワラント債・ハイブリッド債の違いを簡単に解説!株式との違いは?




転換社債とワラント債・ハイブリッド債の違いを簡単に解説!株式との違いは?

1.社債とは?どういう時に発行するの?
2.社債の種類とそれぞれの違い
3.社債では経営に参加できません
4.投資には違いありません
5.まとめ

「転換社債・ワラント債・ハイブリッド債」などなど、社債には色々な種類があります!

様々な社債の違い、株式との違いを詳しくチェックしてみましょう!

1.「社債」とは?どういう時に発行するの?

「社債」とは言葉からイメージ出来る通り、発行する会社が「債権」を発行して、額面分の借金をすることです。

会社が資金を集めるには、他にも「新規株式の発行」という方法もありますが、新株発行を行ってしまうと現株主の持ち株比率などにも関わってしまうので、簡単に行えるものでもありません。そこで、「社債の発行」という方法を選ぶことがあります。

社債にはそれぞれに金利が設定されています!

社債には保持期限があり、それまで所持していれば額面の返還は約束されます。

もちろんそれだけは何の魅力もありません。何の利益もない商品を購入する人は少ないですが、社債を購入するということはその会社に対して「社債額面分のお金を貸す」ということなので、社債を所持していれば、社債ごとの規定に沿った「金利」を得ることができます。

社債は「金利収入」が得られるので、投資として購入されることが多くなります。

社債の購入には当然リスクもあります!

各社債には銀行の定期預金などより高い金利が設定されています。それこそが社債を購入する魅力に他なりませんが、預金とは違って原本保証はされていません。保持期限までに、もしその会社が倒産してしまえば全ての社債は水の泡です。

このようなリスクがある為、社債はいくら高い金利が得られる場合でも、簡単に購入してしまうのは考えものだと言えます。




2.社債の種類とそれぞれの違い

一言で社債と言っても、色々な種類の社債があります。社債を購入する投資家は、これらの違いをよく考えた上でより利益を得られる社債を選ぶことになります。

ここでは発行される機会が多く、投資家に特に人気がある社債をいくつか挙げていきます!

「ワラント債」(新株予約権付社債)

「ワラント債」とは今度その会社が発行する予定の新株を原則的に1株100円(販売額面)で購入できる権利が付いた社債です。

購入できる株数やそれがいつになるのかは、発行されたワラント債によって違いますが、特に株式に人気のある会社のワラント債を所持していると、そのうち発行が決まっている新株を販売額面で購入できることから、将来を見据えた投資として人気となっています。

「一体型」と「分離型」があります!

ワラント債には「一体型」と「分離型」があります。「一体型」は社債の債権部分と新株を購入できる権利が一緒になっているもので、特典がある社債自体を新株発行の時点まで所持していないと、新株は購入できません。

「分離型」は新株を購入できる権利が別に付いてくると考えられる社債です。新株に魅力を感じないのであれば、そちらを後から売却してしまうことや、逆にその権利だけを持っておいても構いません。

分離型の方がお得にように見えますが、その分、債権部分の金利や新株を購入できる権利の分の価格で調整されています。

「転換社債」とは?

正式には「転換社債型新株予約権付社債」と表現します。一体型のワラント債と性質は似ています。転換社債を所持していると、将来的に発行が約束されている新株との交換を行うことができます。

「ワラント債」があくまで新株の購入権が付いているだけなのに対し、「転換社債」は所持している社債自体を「新株」と交換できます。そして新株への交換後は社債としては残りません。

つまり、先にお金を支払って新株の購入を予約したと考えていい「社債」です。しかし、直接その新株を購入するより割高になり(その代わりに優先的に配分を受けられます。)差額となる分は発行した会社側の利益になります。

よって、新株に人気が出ることが分かっている会社がその発行前に利益を見込んで発行する機会が多い社債です。

「ハイブリッド債」とは?

自動車でハイブリッドと言えば、エンジンとモーターの両方の動力を備えている車のことですが、「ハイブリッド債」もハイブリッドと名前の付いているように、株式と社債の両方の性質を備えています。

株式は社債とは違い、それを所持していることで決まった金利を得ることはできませんが、発行元の会社の業績次第では配当があります。ですが、この配当は社債のように安定したものではなく、全く出ないこともあり、それよりも株式自体の取引相場の方が大事です。

また、社債とは違って保有に関しての「期限」というものはなく、その会社が存続している(株式の取引が可能な状態な)限り、持ち続けることができます。

社債には上にも書いたように、保持期限があり、その間は規定の金利は約束されます。(※場合によっては多少変動することもあります。)

ただし、額面通りの額面でしか売買ができないという点が株式と大きな違いです。社債は原則的に保持期限まで持ち続けて金利で利益を得るもので、それ自体を売買するという性質ではありません。

「ハイブリッド債」の売買はどうなっている?

ハイブリッド債は、株式の配当のように金利が安定しておらず(それでも定期預金と比べれば高い金利です)、保有期限は原則的にありません。

そして、社債なので、額面以上での取引はまず行われることはありませんが、いつでも売買が可能です。よって、長期的に持ち続けることで初めて利益が出せる社債となっています。

「ハイブリッド債」は短期の所持には向いていませんが、保有期限がないので、社会的に安定している会社のハイブリッド債であれば、長期的に見て定期預金よりは高い金利を見込める投資となっています。




3.社債では経営に参加できません!

株式と社債の一番の違いは、株式は保有していれば所持割合によってはその会社の経営に参加することができる点です。

しかし、社債はその会社に対して額面分のお金を貸しているに過ぎないので、経営自体にはタッチできません。

また、その会社の業績が上がると株式の価値もそれに連れて上がっていきますが、社債の額面や金利が増えるということはありません。

リスクが低いのは「社債」です!

社債にリスクが全くないという訳ではありませんが、株式と比べるとリスクがかなり低いと言えるのが社債です。その会社が倒産でもしない限り、保持期限になれば額面通りの金額の返還が約束されています。

このように、発行元の業績によって利益が増えるということはありませんが、逆に下がることも原則的になく、安定した利益が見込めるのが社債です。




4.投資には違いありません!

株式は言うまでもありませんが、社債もその種類を問わず、必ず投資という形式になります。

基本的に同じ金額を定期預金として預けているより高い金利を得られますが、元本が保証されていないので、預金とは全く性質の違うものです。

その為、どのような社債にも必ず少なからずリスクがあります。社債への投資は、これをきちんと理解した上で行いましょう。

余裕のある資金で購入しましょう!

これは株式でも同様ですが、社債も余裕のある資金で購入するものです。将来的に大きな利益が期待できるとしても、無理にまで購入してはいけません。何と言っても元本保証がないのですから、そのようなリスキーな行為は極力避けるべきです。

ここまでにご紹介した3種類の社債の中では、「ハイブリッド債」が一番安定していると表現できます。

社債はその特徴から、発行元の会社自体に将来的がないと誰も見向きもいないという性質なので、一番預金に近いと言うことができますが、それでも投資になることには違いないので、購入する際にはそれを必ず覚えておきましょう。




5.まとめ

「転換社債」「ワラント債」「ハイブリッド債」のそれぞれの違いはハッキリしています!

それぞれの社債に投資する場合は、その特徴を最大限に活かす為の保持の仕方が求められます。

社債の中でも「転換社債」は株式に交換することが前提なので、その際の予想される評価と購入金額の見極めがとても大事なのは言うまでもありません。

参照元:転換社債型新株予約権付社債 – Wikipedia
参照元:新株予約権付社債 – Wikipedia
参照元:野村證券 | ハイブリッド社債(証券用語解説集)