PiTaPaプレミアムの登録方法を教えます!定期よりお得って本当?
1.PiTaPaプレミアムとは?
2.PiTaPaプレミアムの支払い方法
3.PiTaPaプレミアムの登録方法
4.PiTaPaプレミアムの料金シミュレーション
5.マイスタイルとの違いは?
6.他の割引との併用はできるの?
7.プレミアムPiTaPaの種類
8.相互直通している路線がある場合
9.まとめ
関西圏で交通機関を利用している人は「PiTaPa」を選んでいる方も多いですよね!
「PiTaPa」は交通系ICカードの一つで、地下鉄やバスなどで使用することができます。
そして、その中でも「大阪メトロ」を頻繁に使う人向けに作られたPiTaPaが「PiTaPaプレミアム」です!
PiTaPaプレミアムには独特な利用方法があって、「任意の一駅」と「エリアの大きさ」を事前に登録するという、今までにない新しい利用方法で注目を集めています!
このちょっとややこしい?「PiTaPaプレミアム」の登録方法、利用方法を詳しくチェックしましょう!
1.「PiTaPaプレミアム」とは?
登録した駅を中心としたエリア内が、乗り放題になる仕組みが「PiTaPaプレミアム」の特徴です!
利用可能なエリアは、「小エリア」から「大エリア」まで分かれており、そのエリア内の駅であれば自由に何度でも乗り降りが可能です。
通勤・通学で利用するのはもちろん、習い事やアルバイトなどのお出かけも考慮してエリア設定をすると、かなりお得に活用することができます。
ちょっとややこしい感じもしますが、「PiTaPaプレミアム」の利用方法は知っていれば意外と簡単です!
まずは「登録駅」である任意の一駅を選びましょう。
自分の家からの最寄り駅が主な登録駅となると思います。その駅から2区間相当離れた駅が小エリア、3区間相当が中エリア、4区間相当が大エリアになります。
2区間だと3.5キロ圏内、3区間だと6.5キロ圏内、大エリアだと9.5キロ圏内になります。
「エリア」は距離を優先して計算されるので、一区間の間の距離が短ければ、その分遠くの区の駅まで乗り降りすることができます。
また「エリア」は「区間距離」で決められるので、東西南北どちらに移動してもかまわないということです。
従来あったような二つの駅を指定して、その区間内が乗り降り自由となるシステム(従来の定期券のようなサービス)に比べて、かなり画期的で自由度の高い取り組みだと言えます。
登録駅を設定した時点で、自動的に対象駅が付加されます。乗車区間の判定方法は、例えば登録駅から対象駅、そして対象駅から対象駅が支払い条件の範囲内になります。
一方で、登録駅からそれ以外の駅、対象駅からそれ以外の駅、それ以外からそれ以外の駅は別途料金が必要になります。
入場した駅と同一駅で出場することもできません。また大阪メトロ限定のサービスなので、バスを利用した場合も判定外となります。
2.「PiTaPaプレミアム」の支払い方法
一回ごとの乗車料金を、「1ヶ月分まとめて精算した料金」に対して割引が適用されます。
ここでの1ヶ月の期間は「1日から末日」です。特定の利用方法に収まると支払い条件の対象になり、特定外の乗車をした場合は支払条件の対象にはなりません。
エリア指定した区間内で利用した場合、PiTaPaプレミアムの上限額は小エリアで9020円、中エリアで10760円、大エリアで12090円です。
割引計算後の額が上限額より多い場合は、上限額の方が優先されます。また上限額より少ない場合は使った分だけの請求になります。
PiTaPaプレミアムに登録したけれど、あまり地下鉄に乗らなかった月は、利用した分だけの精算で済むのです。とても良心的なサービスですよね!
これに特定外の区間を利用した場合、プラスで料金が加算されます。
3.「PiTaPaプレミアム」の登録方法
「PiTaPaプレミアム」を利用するには事前登録が必要です。登録にかかる料金は無料です。
登録場所は「地下鉄定期券販売所」か「インターネット」で受け付けています!
インターネットでの申し込みは24時間受付可能です。会員専用インターネットサービス「PiTaPa倶楽部」から登録を行いますが、この「PiTaPa倶楽部」の利用にも会員登録が必要です。
適用期間は、1ヶ月から12ヶ月先までの「1ヶ月」か「無期限」から選択することができます。
無期限を選択した場合、退会手続きをするまで無期限で登録は継続されます。その逆で適用期間終了後に再登録の手続きがしない場合は、自動的に「フリースタイル」に戻ります。
登録のタイミングを15日までにした場合、その月または翌月からの適用開始が可能です。16日以降登録した場合は、翌月からの運用となります。
取り消しの場合も同様で、15日までに取り消した場合、当月の末日までが適用期間になり、16日以降に取り消した場合は当月末日までの適用となります。
本会員の場合は、家族の分も登録することができます。家族会員の場合は、自身の分のみ登録可能です。
「マイスタイル」や「フリースタイル」の適用期間と重複して、「PiTaPaプレミアム登録」をすることはできません。ただし「区間指定割引」など他社のサービスを利用している時は、登録が可能です。
「キッズカード」と「ジュニアカード」では料金が違うので、更新する時には再度登録の必要があります。
「地下鉄定期券発売所」で登録や取り消しを行う場合は、所定の用紙が用意されているので記入をして、登録する人のPiTaPaカードとともに窓口に提出することになります。
現在使っている定期券を払い戻して「PiTaPaプレミアム登録」を行いたい場合は、払い戻し手数料が310円かかります。
4.PiTaPaプレミアムの料金シミュレーション
大阪メトロのホームページでは、料金を一発計算してくれる「利用額割引プレミアムシミュレーション」が載っています。
利用種別を選んで登録駅の駅名をクリックすると、割引された後の金額が表示されるので、最寄り駅からどの駅が該当するエリアになるのか調べることができます。
「よく利用する駅」と「その日数」を計算して、月とトータルの料金がいくらになるか?そしてその金額と通常の定期券の金額と照らし合わせ、どちらが安いか比較してみるのも良いかと思います。
場合によっては定期券で購入するよりも、PiTaPaプレミアムを活用した方がお得にすることができるかもしれません!
5.「マイスタイル」との違いは?
「PiTaPaプレミアム」と良く似たサービス、「マイスタイル」との違いに迷う人もいると思います。もう一度ここでそれぞれのサービスの違いを整理してみましょう!
まず「マイスタイル」では、「任意の駅二駅」を登録します。その二駅の間にあるエリア内を自由に乗り降りできるサービスです。同じ料金区間でも、エリアとは違う方向の路線に乗ってしまうと普通料金がかかってしまいます。
それに対して「PiTaPaプレミアム」は、任意に設定する駅は一駅で、その駅からの距離数でどこの方角に行っても一律料金という仕組みです。
いつも買い物をするスーパーと職場が区間は近いけれど反対方向・・、通う学校と彼氏の家の方角が違う・・、という時などに便利なサービスです。
ちなみに「定期券」は定額なので、経路上の駅は乗り降り自由となっているシステムです。
6.他の割引との併用はできるの?
大阪市交通局(Osaka Metro・大阪市高速電気軌道株式会社)が提供する「マイスタイル」などの登録が必要なサービスとは、併用することができません。
PiTaPaプレミアムを利用するには、マイスタイルやフリースタイルの登録を一旦取り消しする必要があります。
ただし他社が提供している区間指定割引などのサービスは、登録が重複しないため同時に適用することができます。
7.「プレミアムPiTaPa」の種類
「プレミアムPiTaPa」の種別は、大人と子供の二種類のみです。
プレミアムPiTaPaの中で、さらに学生プランや通勤・通学プランといった設定はありません。さらにバスを利用するプランも設けられていません。
8.相互直通している路線がある場合
他の路線と乗り継ぎで利用している場合は、乗り継ぎ駅を対象エリア内に入れることで「PiTaPaプレミアム」を利用することができます。乗り継ぎ駅で毎回途中下車をする必要はありません。
ただし割引適用の範囲内に入るのは、乗り継ぎ駅までの料金になります。阪急電鉄などの利用額はPiTaPaプレミアムには適用されません。
9.まとめ
PiTaPaプレミアムの基本的な知識や登録方法をご紹介しました!
利用にあたってはまず、PiTaPaカードを持っていること、そしてPiTaPa倶楽部に登録することが優先になります。
1ヶ月の上限額は1ヶ月の通勤定期券と相当です。さらに使用しなくてもまるまる料金がとられる定期券と違い、利用額が少ない月は使った分だけの支払いになるというのは、とても画期的で良心的なサービスだと思います。
さらに、特定外の区間を利用した場合も10%割引の特典が付いています!
いつも決まった路線、決まった駅しか降りない人にとっては必要ないかもしれませんが、色々な駅で降りたい人や、その月によってメトロの利用回数が違う人などは、「プレミアムPiTaPa」の方が断然お得です。
この機会にぜひ一度、シュミレーションしてみてはいかがでしょうか?